熊野市を移住先に選んだきっかけは
農業がやりたくて三重県の移住相談デスクに行き、農業をやりたいって言ったら熊野市が農業の地域おこし協力隊を募集していると教えてくれたので熊野市の移住定住の窓口を訪ねました。
いきなり農業をはじめるには不安はあったし協力隊をしながら農業を学んでいくというのは有り難い話でした
熊野市に来るまではどこに住んでいましたか
越谷市で営業の仕事をしていました
その前は農業法人で5年間農業を勉強してました
いまどんな活動をされてますか
野菜作りと民泊、イベントへの出店ですね
育生町は交通の面でもとても不便なところだと思いますが民泊を運営していってるんですね
北山川でのカヌー遊びを楽しむ外国の方たちがお客様として流れてくるんです。 北山村は宿泊施設が少ないらしく、幸運な話ですがおこぼれをもらってる感じです(笑)
イベント出店とは?
収穫した農作物や手作りの加工品を市や近隣の市町で行われるイベントで出店しています。
あと今は協力隊としての任務もありますからそこでも助けられています
雨宮さんが経営しているゲストハウス型民宿「雨宿り」
理想と現実のギャップってありますか
それはありますね
中山間地域ならではの考えに戸惑うことも。良くしてくれる人も沢山いるので頑張っています。
暮らしてみて困ったことは
停電が多いんですよ。台風が来ると停電することが多いんです。
(熊野市は台風の進路になることが多いので・・・)
他に困ってることはあまりないですよ。
ズッキーニの花がたくさん咲いてます
育生町は人口が少なく高齢者が多い割にイベントを頑張っている地域なので積極的にお手伝いをしています。
若鮎祭りが7月にありますし、秋にはどぶろく祭りがあります。
(どぶろく祭りでは鮎を焼いて提供している伸都さんと、出店を手伝ってる静香さんをお見かけしました)
区長の奥さんからは、「二人とも本当によく働いてじっとしてることはない地域の作業にも熱心に出てくれるのでいい家族が来てくれたと思う」と仰られています。
地域の人たちが集まったバーベキューに参加している雨宮さんご夫婦
中山間地域で農業で食べていくのは厳しい。
CSAは消費者が生産者に1年分の代金を前払いして定期的に作物を受け取る仕組みです。
畑のオーナー制度みたいなものですか?
そうですね。
生産者にとって年間を通じて安定した収入を得ることができる。
消費者は採れたての新鮮な野菜を受け取ることができますし、
生産者の顔も見える形です。生産者・消費者両方にメリットがあります。
これから、このCSAの取組みを頑張っていこうと考えています。
※CSA(Community Supported Agriculture) 地域支援型農業
雨宮さんについて