まだまだ前進!近藤さん

2019年春に協力隊を卒業してそのまま熊野市に定住しました。夢と行動力にあふれる近藤さんにお話を聞いてみましょう。

熊野市に来るまえはどんな暮らしをされてましたか

 地域おこし協力隊お疲れ様でした。現在はどんなお仕事をされてますか

いまは「柑橘栽培」「海と自然のツーリズム事業」「ゲストハウス」「カフェ」といろいろ考えてます。熊野市の自然をフルに活用した事業に目を向けています。

柑橘栽培は地域おこし協力隊時代から始めてましたけど、ゲストハウスは海岸近くに家を購入したのでこれから始動に向けて頑張っていきます。

 

熊野に来るまえはどんな生活をされてましたか

 23才から27歳までワーキングホリデーでオーストラリアに住んでいました。日本に帰って伊賀市で有機栽培の研修を受けました。

僕は久居市出身なので熊野は遠いところとは思えなくて「移住してる」って意識は薄いですね。

 

移住を熊野に決めたきっかけは

海で遊ぶのが好きで海の近くに住みたいと思ったので伊勢志摩~熊野市まで見て回っていました。熊野の海は外海なので海の色がとってもきれいなんです。

熊野市がええなぁと思っていたら熊野市が波田須町と言うところで地域おこし協力隊を募集していることを知早速応募しました。

2019年春に地域おこし協力隊を卒業してそのまま熊野市に定住しています。

 


熊野で暮らしてみてどうですか

人も自然もとてものんびりとしています。期待外れではなかったです。

困った所としては海岸部は車が家に横付けできない所が多いんです。港町特有の地形によるものだと思うのですが車が入れないから空き家が増えていくばかり。

また、台風の進路にあたるので台風の影響を大きく受けます。

※近藤さんのお家の屋根にも大きなビニールシートが張られていました。

 

また、最初の頃は移住者には人脈が少ないので例えば簡単な修理を頼みたいときに誰に頼んでいいのか分からない。水道を修繕したいけどどこに頼めばいいのか・・・と悩んだりしました。

※現在は移住者が日常に馴染むことが出来るように、熊野市移住定住担当が生活のこと・地域のことをフォローさせていただいています。

  近藤さん自慢の海が見下ろせるみかん畑です


地域とはどのようにかかわっていますか

地域おこし協力隊時代は地域密着だったので行事の手伝いをしました。徐福茶屋(波田須にある古道歩きの休憩所)を始めたのでぶらりと寄ってくれる地域の人たちとの繋がりもできましたし、徐々に集まってくれる人たちも増えてきました。

地域に馴染むには行事に参加することが一番いいです。

また、自分でイベントを計画するのも面白い。

「月見会」「星空観賞会」「パンの試食会」などいろいろ企画してみました。

移住者仲間はもちろん、地域の人たちも興味を持って集まってくれています。



意外と田舎暮らしでのんびりは難しい

のんびり田舎暮らしというのは難しいです。

例えば夏場に草刈りをしなければいけないというのももちろんありますが、

海遊び、山遊び(猟・山菜採り)、茶摘みなど田舎ならではの楽しみが沢山あって田舎暮らしは忙しいです。

 

あと、地域との距離感には気を付けましょう。

移住者は地域の人たちより若く最初は右も左もわからないうちに役員を任されてしまうことがあります。

自分が最初に住んだ波田須町の区長は地域に馴染む3~4年の間は役に着かなくてもいいよと気を遣ってくれました。

 

自分が出来ること・出来ないことをしっかりと明確に意思表示する。

自分の時間を把握して自分に負担にならないように地区の役を引き受けていけばいいと思います。

 

近藤さんについて

  • 家族構成  奥さんと二人暮らし
  • 年代     37才
  • 仕事    柑橘栽培・ゲストハウス運営  
  • 海と自然を活かしたツーリズム事業を目標としている
  • 出身地   三重県久居市